傷んだパサパサ髪ってどういう状態?
キューティクルが剥がれ、水分や栄養分が足りない状態
パサパサ、チリチリといった髪の傷みって、本当に嫌ですよね。これを解決するには、まず、髪についてお勉強をすることから始めましょう。まず、髪の毛は3つの層からできています。 中心にあるのが「メデュラ」、その周りを「コルテックス」が覆い、コルテックスを「キューティクル」が包みこんでいる状態。 髪の約85~90%を占めるコルテックスは、主にタンパク質からなっており、たくさんの水分を含んでいます。 そして健康な髪の場合、このキューティクルが、コルテックスのタンパク質や水分を守る働きをしているのです。
しかし何らかの原因でキューティクルが剥がれたりめくれたりすると、コルテックスにあるタンパク質や水分が流出して、髪が乾いた状態に。 さらに、通常うろこ状に重なり合っているキューティクルが傷ついてしまうと、形状が乱れて、見た目も髪のツヤがない状態になってしまいます。 すなわり、傷んだ髪は、キューティクルが正常ではないため起こる問題なのです。
パサパサ髪の原因を知って、対策しよう
髪は爪と同じく、既に死んでしまった細胞。 自分で修復する機能はありません。 そのため、一度痛んだ髪を元に戻すことは不可能。 ただし、傷つくスピードを遅らせたり、なるべく傷めないように工夫したりすることはできます。 そこで必要なのが、なぜ髪の毛が傷むのかを知ること! ここではよくある傷んだ髪の毛の原因をまとめました。
ダメージの原因:シャンプーでゴシゴシ洗ってしまう
シャンプーは、髪を清潔に保つために必要不可欠。 しかし洗い方によっては、髪を傷める原因になってしまいます。 実は髪の毛のキューティクルは、濡れると開く性質を持っています。 キューティクルが開いた状態で髪をゴシゴシ洗うと、傷ついて傷む原因に。 シャンプーは手のひらで泡立てた上で髪に乗せて、地肌を揉みこむように洗いましょう。 シャンプーの泡は、髪と髪の摩擦を防ぐ役割も果たしています。 髪を洗い終わったら、シャンプーが残らないよう十分にすすぐのも大切◎ 最後に、トリートメントなどで髪をいたわってあげるとベターです。
ダメージの原因:髪を自然乾燥させてしまう
ダメージの原因:ドライヤーやアイロンなどの熱ダメージ
またアイロンやコテも髪を傷める原因に。 アイロンやコテをするなら、髪が乾いた状態で行うのがマスト。 ダメージを与えすぎないように、1ヶ所にアイロンをあて続けるのはNGです。