ハゲの種類とは

ハゲには、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。なかでもAGAは、さらに細かくタイプが分類されています。ハゲが進行すると、髪型によっては目立つため、タイプ別に似合う髪型を押さえておくことが大切です。ここでは、ハゲの種類やタイプごとの特徴と、それぞれの対策法について詳しく解説します。

ハゲの種類は大きく分けて3つ

ハゲの種類は、大きく次の3つに分けられます。

男性特有のAGA(男性型脱毛症)

AGAは、男性型脱毛症とも呼ばれている薄毛の原因の一つで、男性ホルモンのジヒドロテストステロンによって髪の成長が妨げられることが特徴です。髪は、ヘアサイクルと呼ばれる一定の周期で生え変わりを繰り返しており、AGAになると成長が短縮されることで早い段階で抜け落ちてしまいます。そのため、細くて短い毛が増えて、その部分が薄くなってしまうのです。

女性特有のFAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAは、女性男性型脱毛症とも呼ばれています。何らかの原因で女性ホルモンが減少するのが特徴で、男性ホルモンが多い状態となり、抜け毛が促進されることが原因です。ストレスや産後の女性ホルモンの低下などが関係しています。

丸い脱毛斑ができる円形脱毛症

円形脱毛症は、丸い形に脱毛する病気です。丸い脱毛斑が1個から複数個現れる「通常型(単発性・多発性)」のほか、側頭部から後頭部にかけて帯状に脱毛する「蛇行型」、髪がすべて抜け落ちる「全頭型」、全身の毛が抜け落ちる「全身(汎発)型」などがあります。原因は詳しくはわかっていませんが、自分の免疫が自分の細胞に攻撃する自己免疫疾患の一つとされています。

ハゲのタイプとは?薄毛の形と進行度合いの分類

 

AGAには、「M字タイプ」「O字タイプ」「U字タイプ」があります。それぞれの特徴や進行度合いの分類について詳しく見ていきましょう。

M字タイプ

前髪の生え際が後退することで、正面から見たときに「M」の形になるタイプです。AGAによる薄毛のため、医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。治療では、ジヒドロテストステロンの生成に必要な5αリダクターゼII型を阻害するフィナステリドなどの内服薬を使用します。また、血行を促して髪の成長をサポートするミノキシジルの外用薬を使うことも効果的です。

O字タイプ

頭頂部の髪が薄くなり、上から見たときに「O」形となるタイプです。後頭部は自分で確認することが難しいため、家族や友人から指摘されて気づくことが多いようです。AGAとFAGAは、頭皮環境の乱れ、ストレスなどさまざまな原因で起こります。後ろから見たときに目立つため、帽子などで隠したいところでしょう。

また、頭頂部は血管が少ないことで血流が不足しやすいため、血行を促すミノキシジルを使うことが大切です。ミノキシジルは外用剤のため、浸透性を高めるためにしっかりシャンプーしてから塗りましょう。

U字タイプ

M字タイプが進行して前頭部の髪が薄くなり、前から見たときに「U」に見えるタイプです。O字と併発する場合もあります。複数の治療法を併用して、早期の改善を図りたいところでしょう。ミノキシジルとフィナステリドを併用することで、効率的な改善が期待できます。

また、生活習慣も改善して、できるだけ髪の成長を促したいところです。眠りはじめから3時間の間に分泌される成長ホルモンは、髪の成長にかかわっています。睡眠の質を高めるために、部屋を暗くしたり寝る前にスマホを触らないようにしたりしましょう。

AGAの進行度合いの分類

AGAの進行度合いは、「ハミルトン・ノーウッド分類」という分類法で分けられます。この分類法を考えたハミルトン医師と、内容を改定したノーウッド医師から名づけられました。ハゲが気になっている方は、自分がどの段階に達しているのか確認しましょう。ハミルトン・ノーウッド分類におけるAGAの進行度合いについて詳しくご紹介します。

(1) Ⅰ型

前髪の生え際から後退して、M字を形成しつつある状態です。

(2) Ⅱ型

I型よりも進行して、M字ラインが深くなった状態です。

(3) ⅡVertex型

II型に加えて、O字タイプのハゲにもなっている状態です。

(4) Ⅲ型

II型よりもM字ラインが深くなり、前頭部の髪も薄くなった状態です。

(5) ⅢVertex型

III型に加えて、O字タイプのハゲにもなっている状態です。

(6) Ⅳ型

III型よりもM字が深くなり、O字タイプのハゲにもなっている状態です。

(7) Ⅴ型

IV型よりもM字が深くなり、頭頂部のハゲも広がった状態です。

(8) Ⅵ型

M字が後退するとともにO字の範囲が広がることで、ハゲが繋がってしまった状態です。後頭部と側頭部の髪だけが残ります。

(9) Ⅶ型

VI型がさらに進行し、側頭部までも薄くなります。後頭部の髪も、頭頂部に近いところからは発毛しなくなります。

このように、数字が大きくなるほどに、ハゲの範囲も広くなります。できるかぎり、I型の段階で治療を始めることが大切です。早く治療を始めれば、それだけ早く改善が期待できます。ハゲに対するコンプレックスは、人とのコミュニケーションに支障をきたすため、早めに医療機関を受診しましょう。

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